「みにけび!」開催前に押さえておきたいポイント

Posted by on 5月 3, 2011 at 1:51 am.

32KB限定BMSイベント、「みにけび!」が5/21より開催されます。
もはや容量を気にするのはナンセンスという風潮が浸透しているBMSシーンで、このイベントでは果たしてどんな作品が出てくるのでしょうか。

さて、この記事では開催前に押さえておきたい幾つかのポイントについて書いてみようと思います。
まず、「32KBで果たしてどこまでのクオリティーの作品が出来るのか?」


DOT96さんの10ACIDをプレイしろ!

えー、見出しで完結しています
とにかく皆さん、DOT96さんの「10ACID」というBMSをプレイしてみてください。
この作品は2005年秋に開催された「Rise in Revolt」という容量制限イベントに登録されたもので、zip圧縮後28KBというサイズであるにも関わらず、素晴らしいクオリティーの作品になっています。
ちゃんとしたBGAも付いています。ワケがわかりません。
10ACID
氏の公開中の作品では「GAMBLE」もワケがわからないコトになっているのでそちらもついでにプレイしてみましょう。
間違いなく、これらは超低容量BMSの最高峰クラスにある作品です。
ガチ作品で参加を目論んでいる作者の皆さんは目標にすると良いでしょう。


昔「ごけび」というイベントがあってな

容量に制限のあるBMSイベントは過去にも何度かありましたが、今回の「みにけび!」の前身と言えるイベントが、2002年末に開催された「5KB BMS Event [ごけび]」です。
このイベントはその名のとおり、「圧縮後サイズが5KB以内」というルールで行われました。豆知識として覚えておくといいでしょう。
それでは2つ、このイベントの登録作品をご紹介しましょう。

honey cookie / fether
おなじみfetherさんのポップミュージック作品です。
現在サイトで公開されているバージョンでは一枚絵や譜面追加などの影響で5KBを越えていますが、イベント登録時は5KB以内でした。
5KBという制限を感じさせない展開に、筆者は度肝を抜かれた記憶があります。

TETRINET / 葱&柳
コピアレ界の第一人者、shammyさんの作品です。出典は「TetriNET」。なんとコピー作品を5KBで作ってしまいました。
サイズ削減のために「拡張子を消してファイル名を短くする」という荒業までやっており、とにかく低容量へのこだわりが凄まじいです。
この作品が「ごけび」を制しました。


ogg時代の32KBはwav時代の32KBと違うモノなのか?

BMS作品のサイズに関する事柄に注目すれば、10ACIDやごけびの時代と今との大きな違いは「BMSにOGG形式の音声ファイルを使用するのが一般的になっている」ということです。
ご存知のとおり、OGGはWAVよりも小さいサイズで高音質を実現できるファイル形式。これを使えば、32KBという制限下でも多くのことができるかもしれません。
しかし、圧縮率は8bitとかに落としたWAVの方が良かったりするのでもしかしたら大差ないのかもしれません。
個人的に、今回のイベントの一番の注目箇所はここだと思っています。
果たしてOGG形式は革新をもたらすのか…!?

ちなみに、OGG形式で超低容量を目指したBMS作品としては「HOP UP / Nitrix」(55KB)や「YUIt / Bit Upper」(80KB)などがあります。参考に是非プレイを。


というワケで、イベント前に押さえておきたい3つのポイントについて書いてみました。
「みにけび!」は登録期間が5/21~22、評価期間が5/23~6/4となっております。会場はおそらくDEE?
詳しくは公式ページをご参照ください。
それでは。

2 Comments

  • 自分も早速ですが、この記事を見て「10ACID」をプレイしたのですが…これは凄いの一言でした。低容量でもBMSは作れるという良いお手本になっていると思います。

    これを踏まえて、32KBで何処までできるのか…色々と見物ですね。

    • FALL より:

      サイズを考慮せずとも面白い作品ですからねー
      今回どんなBMSが出てくるのか楽しみです。

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