びにゅう的2009年10大ニュース

Posted by on 12月 31, 2009 at 11:33 am.

激動の2009年、BMSシーンでは何が起こったかを振り返ってみましょう。
プレイバック2009。
※なお、番号は重要度を表しているわけではないです。


1. タイマンバトル企画の双璧、「B2DUEL」&「VERSUS」がスタート

タイマン形式のイベントは得てして熱いモノです。そんなタイマンバトル企画が2つも立ち上がったのが2009年。

軍人さん主催の「B2DUEL」は3/14,STR主催の「VERSUS」は6/30にそれぞれ開幕しました。
2つのイベントに共通なのは、「王者」と「挑戦者」によるタイマンであり、「王者」は対決のルールを決めることが出来るということ。
異なるのは、複数人による制作が認められているかどうか、そして、投票制か得点制かということ。
大体1~2ヶ月ごとに、2つのイベントが交互に行われているスケジュールになっています。
このような、継続的かつ定期的(しかも比較的短期で)な企画はBMSシーンでは珍しいのではないでしょうか。

B2DUELはこれまでに5回の対決が行われ、現王者はfenさん、
VERSUSはこれまでに2回の対決が行われ、現王者はroopさんです。
先日VERSUS.03の挑戦者募集が締め切られたようですが、果たして次はどんな対決が見られるのでしょうか。
2010年もこの2大勝負イベントから目が離せません。


2. LunaticRave2 beta3が公開

LunaticRave2は今やこのシーンの標準BMSプレーヤーと言っていいでしょう。
そんなLR2のbeta3が公開されたのも2009年です。

beta3では多くの新機能が搭載されました。(関連記事・LunaticRave2 beta3公開、新機能に迫る。
特に、進化したインターネットランキングには多くのプレイヤーが燃えた(燃えている)ことでしょう。

そして現在、LunaticRaveは全く新しいバージョンが開発されている模様…?
(この動画のコメントによると、LR4は無かったことになるみたいですが…)
2010年もBMSプレイヤーの進化から目が離せません。


3. ブログ「mihoclap」が注目を集める

BMSの話題に言及する個人ブログ、テキストサイトの存在は特に珍しいものではありませんが、
2009年、あるBMS系ブログが注目を集めました。それが「mihoclap」。

BMSイベントの常連インプレイヤーであるs_mihoさんが執筆しているこのブログ、
丁寧な文章と圧倒的な集計力で明らかにほかのサイトとは一線を画しています。
一部のBMS作者はmihoclapに自分の作品が載ることを夢見て制作に勤しんでいるとかいないとか…。

mihoclapのほかにもBMSの紹介やニュース提供などをしているサイトは数多くあります。(一応このブログもそうですね)
意外とたくさんの人が見ている(?)BMS系個人ブログ、個人サイトから2010年も目が離せません。


4. twitterブーム到来?

2009年、ネット上で大きなブームとなったのがミニブログサービス「twitter」。
テレビでも取り上げられるほどの存在になっているこのサービスに多くのBMS関係者も夢中になりました。
twitterへのリンクやブログパーツを貼っている作者、増えてませんか?

2004~2005年頃に起きたmixiブームでは多くの人が日記をmixiで書くようになりましたが、
mixiはクローズドなコミュニティーゆえ、一般のプレイヤーが気軽に作者の近況を知るようなことが出来なくなりました。
しかしtwitterはオープンなコミュニティーで、気軽で緩い交流が(基本的には)推奨されています。
twitterブームは、BMSコミュニティーに起きた新たな変化と言えるでしょう。(多分)
2010年もタイムラインから目が離せません。


5. 新レビューサイト「pupuly」立ち上げ

2009年9月1日、新たに誕生したBMSレビューサイトが「pupuly」です。

pupuly

ようこそ!ぷぷりーへ!

pupuly発足のキッカケは、BMSBBSの「新しいレビューサイトをつくるスレ」です。
>>1さんの「楽しげなやつを。」という言葉通り、サイト上部には「とっても楽しげ(自称)なBMSレビューサイト」の文字が…。
登録時に画像登録が必須となっているので、見た目にも賑やかな印象のサイトになっています。

発足4ヶ月で登録は19作品と、なかなか順調な滑り出しを見せているpupuly。
一言コメント機能もあって、多くの意見、感想が寄せられているようです。
2010年もpupulyから目が離せません。


6. 「BOF2009」が過去最大規模のイベントに

2009年9月18日に開幕した毎年恒例のBMSチーム戦イベント「THE BMS OF FIGHTERS 2009」が、
超弩級、史上最大規模のBMSイベントとなりました。

色々と凄かった2009年のBOF

BOF2009には70チームが参加し、206作品が登録、投じられた総インプレ数はなんと10816個、どれも史上最高記録です。

イベントの内容自体も非常にすごいことになっていました。
謎のオタク集団登場に始まり、
登録締切、作品一斉公開の混乱に乗じたセクシャルテクノショーの会場制圧事件
「天国と地獄の結婚」にAOiRO_Manbowさん異例のコメント
「VIOLET-また一歩、海に近づいたな-」における一行コメントの奇跡、など本当に見所満載でした。

12月25日にはBOF2009の曲を集めたwebアルバム「Groundbreaking」がリリースされるなど、
2009年も大きな話題をかっさらっていったBOF、2010年はどうなるのか目が離せません。


7. crankyさんはじめ、多くの作者さんが久々のBMSリリース

2009年目立ったのが「復活」を遂げた作者さん。
例えば先日終幕した「BMS Festival ’09 Winter」に参加していたYusukeTakeuchiさんやGrand Thawさんの復活は記憶に新しいところです。

特にBOF2009ではcrankyさんやMORRIGANさん、6666さんなど、多くの作者さんが久々にBMSをリリースし、会場を賑わせました。
どなたもブランクを感じさせない作品でファンにとっては感涙モノだったのではないでしょうか。

人の入れ替わりが激しいBMSシーン、2010年も復活組から目が離せません。


8. ロングノートが市民権獲得か

実は00年代前半からあったロングノートですが、
2009年、ようやく市民権を獲得したと言えるのではないでしょうか。
昔からの愛好者の存在のほか、ここにきての普及には本家beatmania IIDXでの「チャージノート」搭載も大きく影響したと思われます。

2009年は多くの印象的なLN譜面が誕生しました。
衝撃の全押しLN「Idealized Land / えば vs. void」、LN終端を意識した「four / tigerlily」、
縦連打との最凶タッグで大量虐殺「Gate that never opens. / wosderge」&「Tangerine Dawn / 山田名人」、
最も有名なLN譜面になったであろう「Jack-the-Ripper◆ / sasakure.UK」などなど…。
まだまだ可能性が感じられるロングノートから2010年も目が離せません。


9. 動画BGA作品が急速に増加

パソコンのハイスペック化とLR2の浸透を背景に、動画BGAが急に増えたのが2009年。
特にBOF2009では約2割の作品が動画BGAを使っていたという事態に。

BGA BATTLE2での動画BGA解禁が引き金なのか、
人材不足によるBGA作者の負担増加が引き金なのかは定かではありません。

PHASE-2公開を控えている「plugout4」でも全曲に動画BGAを採用しており、今後も動画BGA使用の流れは加速していくと思われます。
2010年もハイクオリティーなBGAから目が離せません。


10. 「茶箱でBMSやる会」開催

2009年11月21日、BMSシーンでは非常に珍しいオフラインイベント「茶箱でBMSやる会」が開催されました。
都内にあるクラブ「音楽喫茶 茶箱」の超良質環境でBMSをやろう!というこのイベント、
当日の様子はUSTでリアルタイム配信もされ、100人を超えるBMS野郎どもが視聴していました。

特にイベントの合間に行われたBMSトークライブでは非常に興味深いお話や限定公開作品が披露され、どちらの会場も大盛り上がりでした。
果たして第二回の開催はあるのか?2010年も目が離せません。

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